三水・早春の裸足散歩日記

3月の午後、陽射しがちょうど良かった。三水は裸足で家を出て、あの廃墟となった商業広場に足を踏み入れた。誰もいない、ちょうどいい。彼女は舗装のタイルを踏み、タイルの隙間から生えた草を踏み、誰かがそこに捨てていった一枚の枯れ葉を踏んだ。春の石はまだ冷たく、足の裏がひやりとして、かえって気分が爽快になった。ガラスのカーテンウォールが空を映し、彼女が近づくと、自分自身の裸足の影が壁に映っているのが見えた。歩き疲れたら階段に腰を下ろし、足を宙に浮かせてぶらぶらと揺らした。風ががらんとした店舗の間を抜けてきて、少し冷たかった。三水は気に留めなかった、彼女はただこうして少しの間、足でしっかりとこの春を踏みしめていたかったのだ。

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